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少し難しいがちょうどいい 子どもの発達段階を知る事

 3学期も後2カ月となり、入園前の親御さんは、ご準備などで忙しくなってこられる時期かと思います。


 さて、親御さんと話していて、よく思うことは、自分の子どもの発達段階を知ることの難しさです。例えば、1歳過ぎぐらいで、ようやく歩き始め、やっとクラスに慣れてきたぐらいのお子さまの親御さんが、「数字に興味があるから、プライマリーの数のお仕事をやらせたい」とおっしゃったり、フォークやスプーンを上手に使えない子どもの親御さんが、「お箸の使い方を練習させたい」と、子どもにとって何段階も難しいようなことを、やらせたいとおっしゃることが往々にしてあります。


また、その逆もしかりで、親御さんが思う以上に、お子さまのポテンシャルがある場合があります。「家ではいつものんびりしていて」というお子さまでも、スクールでは、テキパキと準備ができたり、よく教師のお話を聞くことが出来、しっかりしていたりすることもあります。


 私達教師は、何百人もお子さまを拝見しているので、大体これぐらいの月齢の子どもがこういうことが出来るという目安がありますし、お子さまを拝見していて、その子どもがどの段階に今いるのか、というのが把握出来ています。一方、親御さんの多くは自分の子ども以外の子どもを沢山見るという機会があまりないですし、子どもの将来を考えているからこそ、なかなか自分の子どもの発達段階を客観視する、ということは難しいのだと思います。


 子どもそれぞれ、その子どもが持っている適性は異なりますし、対応できるキャパシティは違うと思います。勉強にしても、あるお子さんにとって、最適な学習法が、他の子どもにあてはまるか、というと、そうではないと思います。また、現実問題として、ご家庭によって、子どもにかけられる時間、また費用の面でも、異なるかと思います。


 モンテッソーリ教育では、「敏感期」という風に表現しますが、その子どもがそれをするのに、最適な時期というのがそれぞれあります。また、到底できないことよりも、少し難しいけれど、出来たということの繰り返しが、子どもの自己肯定感を高めます。


 スクールでは、少人数制のクラスということもあり、一人一人のお子さまの発達段階について、教師が把握していますので、困ったことがあればご相談頂き、ご家庭に無理のない形を模索しながら、アドバイスさせて頂いております。ですので、会員の皆さまはお気軽にご相談頂ければと思います。


最後に、幼稚園前の女の子のお子さまの「着衣枠」のお仕事です。後、もう少しで蝶結びができそうです。もうお一人のお子さまは、フックにチャレンジしていました。お二人とも、姉妹でお通いで、お仕事の理解力があり、とてもよくお出来になるお子さま方です。





2月に入り、ご体験も多くいただいております。3月半ばからスクールが春休みにはいりますので、4月からご入会希望の方はお早めにご連絡頂ければと思います。



 

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