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モンテッソーリ教育を受けるとどんな子どもになる?

 新学期が始まり、お子さんも、ご家族もリズムがつかめてきた一方、体調を崩しやすい時期かと思います。スクールでも、ちらほら風邪症状のお子さんが見られています。


 さて、よくご体験の方からご質問を頂く中で、「モンテッソーリ教育を受けるとどんな子どもになりますか?」という質問があります。職員の中には、子どもをモンテッソーリ園に通わせた者や、モンテッソーリ教育を実際受けた者もおりますので、皆にリサーチをしたり、文献を元に、お答えしたいと思います。


① 計画を立てて、順序を踏んで実行することができる。

 モンテッソーリ教具では、手順を追ってお仕事を行います。例えば、お仕事で使う道具は、あらかじめセットされており、教師の提供を見て、子どもは順を追ってお仕事をやっていきます。ですので、「道具がひとつ足りない!」と言って、取りに行く必要もなく、ひとつひとつの動きに無駄がありません。

 大人になっても、段取りを意識したり、計画的に行動ができる人が多いです。


② 自立心がある。自分で選び、行動することができる。

  モンテッソーリの環境では、教師が一斉に何かをするように進めたり、強制したりすることがありません。子どもは自分で教具を選び、教師のサポートはありますが、基本的には、最後まで自分ひとりでやり遂げなくてはいけません。また、教具を自分で選び、持ってきてから、戻すまでが一連の作業です。

 

 モンテッソーリ園に通っていたある職員のお子さんは、高校三年生の時に、自分で行きたい大学を見つけてきて、受験したそうです。

 受験でも、経営の世界でも、「自走力」という言葉が昨今よく使われていますが、自分で考え、自分で動ける「自走力」のある人が多いと思います。


③ 困っている人、弱い立場の人を助け、思いやりがある。

  クラスでは、縦割りのため、年上の子どもは年下の子どもを手伝ったり、年下の子どもは、年上の子どもをお手本にして学んでいきます。異年齢の子どもが交わる中で、子どもは社会性を学んでいきます。

 大人になっても、他の人の立場を考え、調和を持って行動できる傾向があります。


 以上、ざっと書いてみましたが、モンテッソーリ教育=早期教育と捉える人も多いのですが、人の土台を作る教育と私達は考えています。


 最後にクラスの様子から。インファントクラスでは、物を運ぶ練習として最近「テーブルセッティング」のお仕事を出しています。特に食べ物を食べるお仕事ではないのですが、子どもたちはよくやっています。ご家庭でも、お食事前に、ぜひお盆を運んだり、飲み物を注いだりする練習をされると良いと思います。



プライマリークラスでは、年中の女の子が「十項式のカード並べ」のお仕事をしていました。何枚か一緒にやると、すぐにコツをつかんで、一人で全部完成させていました。感覚教具ですが、間接目的として数学への準備となります。


 サマースクールの準備も、粛々と進めております。今回は、非会員の方も多くいらっしゃり、楽しい会になりそうです。お申込みは、お早めにどうぞ。


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