幼稚園や小学校の受験が終わり、ホッとされている皆さまも多いかと思います。11月1日、2日は、成城学園前の駅で、紺スーツを着た親子連れの方が沢山見られました。我が子の受験は、自分の受験以上に緊張するという方も、多いのではないかと思います。
今年度も、ご希望の方に、模擬面接や願書添削などのお手伝いさせて頂きました。合格実績などは、お知らせなどに後日アップさせて頂きますので、そちらをご覧頂ければと思います。 日本では、モンテッソーリ教育を英才教育と捉える方も多いのですが、モンテッソーリ教育では、「子どもの自立」を最終目標としており、スクールで、幼稚園受験を積極的お勧めすることはありません。ただ、幼稚園や小学校受験になじみのない方や、東京の学校情報などに詳しくない方もいらっしゃいますので、少しでもお役に立てるよう、進路に関するカウンセリングや幼稚園受験宅策講座などを設けております。
さて、以前ご体験にいらして下さったお母さまが、「子育てで失敗したくない」ということをおっしゃっていて、特に印象に残りました。そのお母様が、何をもって失敗というのか、お子さまが一流大学や大企業に入れなかったら、それが失敗に当たるのか、その真意は分かりかねるのですが、ご体験にいらっしゃる方の中でも、色々な習い事の体験教室をホッピングされている方がよくおられます。
いくつかの教室を回って、自分の子どもに合った教室を選ぶこと自体は、問題ないと思うのですが、1回だけの体験を繰り返したり、長続きせず、色々な習い事をさせたりして、親の意向で、子どもが連れまわされたあげく、結局何も身についておらず、気の毒に思うことがあります。
もしかすると、親御さんにとって良いと思える環境が、子どもにとってはそうでない可能性もありますし、その逆もあるかと思います。間違えたと思えば、その時点で修正していけば良いですし、子どもが小さいうちは、何か困ったり、壁にぶつかったりしたときに、親御さんがサポートしたり、また一緒に考えたりすれば良いかと思います。大人になるにつれ、自分の力で乗り越えていけるようになるかと思います。モンテッソーリ教具には、「間違いの自己訂正」という特徴があり、教具が間違いを教えてくれ、子どもが自分で模索しながら、やり方を見つけていくという過程を大切にしています。
親御さんには、ご自分の感覚を大切に、ベストの選択を探し求めるのではなく、お子さまにとってよりベターな選択をする、もっと楽な気持ちで、お子さまと寄り添って頂ければと思います。
最後にインファントクラスのお仕事風景から。幼稚園前の男の子が、「型はめ落とし」のお仕事です。1.5歳~3歳までのインファントクラスでは、プログラムで決められた教具以外にも、子どもの動きを洗練させるため、様々な教具をお出ししています。こちらのお子様は、スクールにいらした時は、母子分離が難しく、泣かれていることが多かったのですが、今ではすっかり慣れ、とても積極的にお仕事をしています。特にトイレトレーニングがほぼ完了された頃から、自立心が一段と芽生えたような気がします。
もう一点、プライマリークラスのお仕事から。こちらは、インファントクラスからお通いだった年中のお子さまの「のり貼り」のお仕事です。「感覚」「数」の分野のお仕事がお好きで、とても丁寧にぴったりと形を貼っていました。
スクールでは、クリスマスパーティの申し込みが始まっています。本日から、メールをお送りしているのですが、初日から続々とお申込みを頂いております。定員になり次第、締め切りとさせて頂きますので、ご連絡はお早めにこちらまでどうぞ。
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